遺言と相続

遺言とは、被相続人が生前に死後の財産などをどう振り分けるかなどを相続人に残すものです。
いわゆる故人の残された遺族への手紙です。

故人は、死後遺志を当然表明する事が出来ませんので、生きている間に残しておこうというものです。
この遺言によって、スムーズに相続が進む場合もありますが、そうでない場合の方が多いと言われます。

相続は兄弟間での争いの火種となります。
今まで仲の良かったはずの兄弟姉妹、親族が、ある人に死によって、骨肉の争いになる場合もあるのです。
相続は、ほとんどのケースで兄弟、姉妹、叔父や叔母、親、母親、父親、息子、娘など
なにかにつけ争うケースが多いのです。

だから『争続』そうぞく ともいわれます。

相続を経験された人はみな、口々に同じように言います。
自分のところは、兄弟、姉妹、仲良しだし、財産を欲しがるような欲張りな人はいないから、
そんなことはないだろう、他の家族のように争いなどないだろうと思っていてもいざ、
そのときを迎えるとやはり『争続』となることがあるといわれます。

やはりこれを少しでも防ぐには被相続人の努力もある程度必要ではないでしょうか。
その努力とは、被相続人があらかじめ遺言をきっちりとした形で残しておくということ
また、遺言を残すというのが難しい、またはそれでも『争続』となることが想定されるのであれば、
亡くなる前に、財産をうまく分配するなどの措置をほどこした方がよいでしょう。

生前にそんなことをすると、今、そんな争いになっては嫌だ、
トラブルとなるようなことからは、避けていきたいという気持ちになるのもよく理解できます。

しかし、問題や嫌な事、難しい事を先延ばしにしておくと
それこそ将来に、もっと大きな火種を残す事にもなりかねません。
こういうことをしっかりと考えて、遺言を残したりすべきなのではないでしょうか。

どんな家庭にも相続を迎える時になると、もめる、争うこととなりうるので
他人事ではないと考えて、よく考え、家族間で話し合いの場をもうけていくことをお勧めしたいです。